朝の散歩
私は毎朝、犬の散歩をしている。
小型犬なのだが、家の中でオシッコができないので、雨でも雪でも散歩は欠かせない。
よく行く大きな公園ではいろいろな人間模様が垣間見える。
ウォーキングやランニングはいつも同じ人がいたりする。
よくいる男性なのたが、前は男同士二人で歩いていたが、一人で歩いていることが多くなり、私はまたに声をかけられたりしていた。
万歩計を見せて、こんなに歩いたんだよ。とか、池に大きなナマズがいたとか。
一度、駐車場で会ったときに、車変えた?と聞かれた。
私はそういうのが苦手だ。今まで、見られていたのではないかとか、変に勘ぐってしまった。
それからは、挨拶もサッと済ませている。
最近は、新しいウォーキング仲間ができたようで、今まで一人で来ていた女性と楽しそうに歩いている。
なんなら、一緒にベンチに座っていたりする。
きっと声をかけて成功したのだろう。
いつも、一人でゴミ拾いをしているおじちゃんがいるのだが、女性はその人の手伝いをしたりしていたのに、ウォーキング仲間ができたらそんなこと一切しなくなった。
男性と楽しそうに歩いている。
なんだか、複雑だ……
男性に下心があるかどうかは分からないが、今まで他の男性のゴミ拾いを手伝っていた女性は、別の男性に乗り換えたのだ。
穏やかな公園で繰り広げられている、年配の人間模様はとても面白い。